膀胱炎ボーイズがただの食いしん坊ボーイズになった話

膀胱炎ボーイズがただの食いしん坊ボーイズになった話

目次

    大吉と春巻、通称・我が家の膀胱炎ボーイズ。
    かつて大吉はちょくちょく血尿が出ていて動物病院で受診するも結石はなく、その都度「特発性膀胱炎」と診断されて消炎剤をもらっていた。
    春巻は我が家にくる前から結石ができやすい体質と聞いていて、我が家にきてからも尿路結石で入院経験がある。

    そんな彼ら、ここ最近はまじで膀胱炎おこさなくなって、ただの茶白食いしん坊ボーイズになっている🧐

    Case1. 血尿男子・大吉

    大吉の膀胱炎事情

    シニアになったくらいから血尿が出やすく、「特発性ですね〜」と言われ続けてきた大吉。しかも膀胱炎特有の、トイレの入室回数・尿回数は増えず、いつものルーティン回数のうち1回が血尿、みたいな感じ。ので片付けるときに「血尿だ!!!」と気づくしかなく、事前に気づけない。

    特発性膀胱炎というと、ストレスで片付けられることが多く、「このDちゃんがストレスで血尿...?ストレスだと...?んー....」て感じでいつも消化不良な感じでした。
    (もちろん、人が大勢来てワイワイやったあとや外出、春巻が来た時などストレスが思い当たるときもあった)


    (幸せなときは大体この顔してる)

    結晶結石ができやすい、と言われるなら体質として理解できるけど、飼い主の傲りだと思われるかもしれないが「こんなに幸せそうにぬくぬくしてるのに、ストレス感じてるのか...?」と思ってしまうのが正直なところだった。

    気を付けていたこと

    食後のお口直しに水を飲む福ちゃんとは違って、食後すぐベッドに直行しがちな怠惰な大吉。とにかく水は重要と心得ていたので、お水をベッドまでデリバリーしてます。
    満更でもない感じで、「おお、来たか」的な感じで飲んでくれます(自分で飲め)

    血尿も不定期なのと、やっぱり明らかなストレス要因が思い当たらなくても「ストレスが原因」というのが腑に落ちなくて、療法食は特にあげてませんでした。

    いつも何かしらの器でデリバリー

    Case2. THE 結晶できやすい系男子・春巻

    春巻の膀胱炎(&フード)事情

    元々体質として聞いていたので、我が家に来てしばらくは療法食を続行してました。ただ、「チキンアレルギーがあるかも」というのも同時に聞いていて、「そもそもこの療法食チキンベースだけど?」と持ち前の懐疑心を発揮。そこでなんかフードも関係してそうだなぁとやんわり考えていました(フードについてはまとめて後述)。

    気を付けていたこと

    春巻は私への信頼度は多分40%くらいで、近づくと基本距離を取られるので大吉のようにデリバリーはせず、ウェットに水を混ぜる感じで水分量を意識してました。ただ、当たり前だけど匂いが弱まるので食べてくれないこともあり、なんかごめんねぇという罪悪感がありました。

    ごはんのときだけめっっっちゃスリスリしてくる

    また、彼はごはんは食べれるうちに食べないと死ぬと思っているタイプのネコ。リモート給餌したもんなら大吉大福を顔で押し切って奪って食べようとするので、ごはんを完全に分けるのが難しく。。アプリで横取りする春巻をみては心の中で「ゴルァ!」と叫んでおりました。

    家にいるときは残飯を食べようとするたびにお皿を下げたりしてましたが、これ、飼い主的にもストレスだし、春巻的にもストレスだったはず...。これまで実家・大吉大福と多頭飼いしてきましたが、良い感じに問題が起こることはなく、はじめて多頭飼いの難しさを実感しました。

     

    我が家の膀胱炎ボーイズはフードで体質改善

    大吉は2ヶ月に1回とか月1くらいで血尿が出て、色が濃かったり明らかに入室回数・尿回数が増えてたら病院へ。

    春巻は体質ということで気を付けていたこともあってか発症はしていなかったのですが、2024年6月に尿管閉塞で緊急入院。このときはトイレに10分間こもっていて発覚しました。

    そんな彼らですが、直近1年弱で体質が改善しつつある気がしています。

    彼らのフード事情

    大吉のフード変遷

    〈元々〉
    ・ドライ(ロイカナ、HAPPY CATとか色々)
    ・ウェット(ニュートロとかモンプチとかロイカナとかミャウミャウとか色々。安めの一般食が多かった)

    〈今〉
    ・ドライ(アカナ パシフィカキャット)
    ・フレッシュフード(ユニアム)

    春巻のフード変遷

    〈元々〉
    ・ドライ(ロイカナ ユリナリーS/O)
    ・ウェット(迎えるときに譲り受けたカルカン、その他大吉同上)

    〈今〉
    ・ドライ(アカナ パシフィカキャット)
    ・フレッシュフード(ユニアム)
    ・サプリ(ウロアクト)

    体質改善の兆候

    ユニアムに関わらせてもらって、それまで安い一般食のウェットフードだったところがフレッシュフードに置き換わり、色々とリテラシーも高まっていく中で、とりあえずドライフードも高品質なものに変えようと、フード改革を進めていました。

    最終落ち着いたのがアカナ パシフィカキャットなのですが、春巻は療法食MUSTの認識でいたのでしばらくロイカナを続けていました。

    そんな時に上述の尿管閉塞になり、サプリあげるのも良いよと先生に進められてウロアクトを導入。しばらくはロイカナ+フレッシュフード+ウロアクト生活を続行しました。

    うんこまんからタンパク質の大切さを学ぶ

    ただ.....

    膀胱炎とは関係ないんですが、元々ウンチがデカい&臭すぎて、我が家でうんこまんって愛称がつくほど。春巻がウンチすると遠くにいてもわかるし、「クセェーーーー!!!」って口に出したくなるくらいの臭さでした。

    たこやきマントマンみたいな語呂で「はるまきうんこまん」って呼んでた

    どうやら炭水化物が多いフードは、ネコが消化しきれない炭水化物が体内で酸化してウンチとして出るのでウンチがデカく&臭くなるとのこと。春巻の膀胱炎症状は無事治ったものの、ウンチが臭いのはドライを変えないと改善しないなぁと思い、引き続き悩んでおりました。

    ちなみに...

    ▼ロイヤルカナン ユリナリーS/Oの成分(保証分析値)
    たんぱく質 30.0%以上
    脂質 13.0%以上
    粗繊維 3.8%以下
    灰分 9.8%以下
    水分 6.5%以下
    (炭水化物比率は37%ほど 計算の参考

     

    ▼アカナ パシフィカキャットの成分(保証分析値)
    粗たんぱく質 37%以上
    脂肪分 18%以上
    粗繊維 3%以下
    粗灰分 9%以下
    水分 10%以下
    (炭水化物比率は23%ほど 計算の参考

    ということで、ちょっと賭けではありましたが、
    「ウロアクトあげてるから、いっそ春巻も炭水化物比率の低いアカナのみにしてみるか?」
    と今の構成に至りました。

    それでまた膀胱炎気味になったらすぐに戻そうと注視しながら過ごしていますが、変えてから早1年弱。

    膀胱炎も見られず、かつウンチの大きさもニオイも誰のウンチかわからないくらいに...!!

    すごない?

    うんこまん卒業

    血尿ゼロ吉

    もちろん大吉にも変化が。
    2ヶ月ないしは1ヶ月に1回ほどは血尿してた大吉が、血尿ゼロに。
    病院に行く頻度がグッッッと減りました。

    大吉については春巻よりも早い段階でアカナとフレッシュフードを食べ続けていて効果も早めに実感していて、フレッシュフードの導入により水分をうまく取れているのが大きいのかなと思っていました。

    ただ、春巻の一件で、ドライフードを変えたのも大きく貢献してるんだと気づきました。

    やっぱりシニアは食事に気を付けなきゃな

     


    本当に徒然なるままに書きましたが、食事が体を作るって本当ですねと実感した体験でした。

    アナタのお宅にも膀胱炎ボーイズがいたら、何かの参考になれば嬉しいです🍚

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