キャットトイ界の“最強ローテク”、Crinkle Ball

キャットトイ界の“最強ローテク”、Crinkle Ball

目次

    レジ袋、丸めたレシート、包装紙。
    高価なおもちゃを買っても、そういう“ゴミみたいなもの”の方が嬉しそうにするネコは多いはず。

    代沢店で、「いや〜うちのネコは結局おもちゃ買ってもゴミばっか追いかけるからな〜」って言われることも多いです。
    おもちゃ売ってる身としては複雑な心境...と思いきや、結局そんなこと言いながらおもちゃを買っていくお客さんを見ると非常に幸せな気持ちになります。笑

    実際、ネコは高周波や不規則な音への感度が高く、小動物の発する細かな音を頼りに狩りをするので、ビニールとか紙とかに興奮するのにちゃんと根拠はあります。近年の研究でも、“crinkly noise(カシャカシャ音)”は獲物を模した音の一種として扱われているそうです。

    そんなネコの特性を掻き立てるようにできているのが、カナダ発のキャットトイブランドCanCor InnovationsによるCrinkle Ballです。


    1990年代からカシャカシャボールを作り続けるブランド

    Crinkle Ballを製造している「CanCor Innovations」は、カナダ発のキャットトイメーカー。

    1990年代初頭、Frank & Diane Veloce夫妻によってスタートし、現在は娘のCandice Veloceにより運営されている家族経営のスモールビジネスです。

    何より興味深いのは、創業から一貫してCrinkle Ball を作り続けていること。

    年々"ペットの人間化"が加速し、さまざまな流行りや機能が生まれているにも関わらず、30年以上Crinkle Ball一筋。

    業界全体がどんどんハイテク化していく中で、ずっと"カシャカシャボール"だけを作り続けているという狂気。そこがフレーメンポイントで取り扱いを始めました。



    (我が家のネコたちはサッカーではなく、なぜか噛みちぎろうとします....)

    新商品ではなく、"派生"

    "Crinkle Ball一筋"と先述しましたが、もちろんボール1商品だけ売っているわけではありません。

    メイン商品のボール(Crinkle Ball)に加え、

    とかなり工夫を凝らした商品ラインナップを展開。

    かなり狂気ですね。

    "ローテク"だけど、めっちゃハイクオリティ

    安くてシンプルなボールを起点に色々やってんな〜と思うかもしれません。
    が、CanCorはそんなレベルではありません。
    このシンプルなボールを、非常に真面目に作っています。

    まず創業以来Made in Canadaを貫き、材料もカナダ・アメリカ圏から調達。
    さらに、一般的なカシャカシャ系のおもちゃで使われることも多い「マイラー素材」を使っていないとのこと。

    マイラー素材とは光沢感のある薄いポリエステルフィルム素材。軽くて大きなカシャカシャ音が出るので、カシャカシャ系のおもちゃではかなり一般的とのこと。
    一方で、誤飲や添加物への懸念もあり、ネコ用品では安全性の議論が続いている素材でもあるそうです。

    CanCorでは、上記の理由からマイラー素材を避け、食品グレードの"アセテートフィルム"を採用し、誤って飲み込んだ場合でも消化管を通過しやすいとのこと。


    (安心ダネ)

    さらに糸には、米国ペンシルベニア州で製造された高品質なアクリル繊維を使用し、ネコが舐めても安全な染料のみを使っているそうです。

    たかがボール、されどボールの極みです。

    "ネコが本当に遊ぶもの"は、30年経っても変わらない

    そもそもCanCorが始まったきっかけは、「飼いネコが実際に遊ぶおもちゃが市場にない」と感じたことだったそう。

    そこで包装紙を使って試作品を作ったところ、ネコに大ヒット。そこから友人や家族からも「うちのネコ用にも作ってほしい」とリクエストされるようになり、CanCorがスタートしました。

    つまりCrinkle Ballは、"ネコが実際に好きだったもの"から生まれたおもちゃ
    その確信があるからこそ、30年以上経った今でもカシャカシャボールにこだわり続けられるのかもしれません。

     


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