コレクション: 写真家界のネコ狂い、深瀬昌久

店主が最も偏愛している写真家、深瀬昌久。

魅力は色々あるんですが、ネコ狂い観点で何がいいって、彼はネコの本質的な魅力を見抜いている。
ただネコという生きものがビジュがカワイイとか自由気ままとか、そういう次元ではなく、言葉では表しきれない家ネコの愛おしさを完全に表現している。
そして彼は過去の誌面で、ネコの撮る中で彼自身も“猫になってしまった”とも述べている。

そんなネコ狂い写真家、深瀬昌久の写真集をまとめました。

「深瀬昌久 ネコ」といえば🔍

サスケ

物心がついた頃からずっとネコと暮らしていた深瀬昌久。中でも最も有名なのが、最愛の妻・洋子との離婚後に写真家仲間から譲り受けた「サスケ」。今私たちネコ狂いがスマホでネコの一瞬一瞬を撮りまくるように、シャッターを切っていたんだろうなと思えるようなあらゆるシーンの臨場感あふれるサスケが捉えられています。

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あたらしすぎる家族写真

家族

北海道美深町の写真館生まれの深瀬昌久。長男として写真館を継ぐ流れに従わずに写真家として生きることを選択した彼が、1971年に数十年ぶりに実家を訪れたことをきっかけに家族写真の撮影をスタート。

パッと見、よくある家族写真...と思いきや、あれ、明らかにおかしい。ネコもしっかりと参加して(巻き込まれて)います。

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ネコ狂いおじさんの自撮り集

Private Scenes

自身の家族や妻、飼いネコといった身近な存在を多く撮影し、"私写真の先駆者"とも呼ばれる深瀬昌久が、最後(このシリーズの発表後、行きつけのバーの階段から転落し作家活動が途絶えてしまった)に行き着いた被写体は"自分自身"。

こんなキャプションをつけたらどこかの誰かに怒られるかもしれない...と思いつつも、彼の作家活動の変遷を知ると興味深い一冊です。

個人的にはネコを前に表情が緩んでいるこの写真が好きです。

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